マスクちゃんの恋。



「吉川さん、後ろの窓閉めてくれる??」



吉川さん



その名前を聞いて、ハッとした。



「吉川・・・?!」



えっ?!って言うクラスの声が漏れる。



「あ、いや、自己紹介してなかったなぁ・・・って。」



とっさに誤魔化した。



そうしたら、『吉川さん』は、隣の男子と話し始めた。



そうして、はっきりと聞こえてきた言葉。




「でも、自己紹介、いいです。私はあなたの名前、知ってますから。」