マスクちゃんの恋。



「んじゃぁ・・・家に来る??」


・・・えっ!?


「あ、いや、別に変な意味じゃなくてね。」



それは知ってます。



「郁弥にも手伝ってもらったら、少しでもはかどると思って。」



確かに、と思った自分と、怖い、って思った自分が、同時に存在した。手が、体が震える。



「大丈夫、何にもしないよ。少しは、信用してくれるとうれしいな。」



そう言って、ふんわりとほほ笑む彼、溝内君の顔を見た。



女子が、いい人っていてるわけ、わかっちゃったかも。



だって、彼の笑顔にほれぼれしてしまうもの。



人間って、こんなに素敵に笑えるんだな・・・って。