マスクちゃんの恋。



急に抱きしめられた時は、体がカチコチになった。



いまでも、そう。



だけど、頭に感じる感触。



体を包むぬくもりに、



ちょっとだけ。



ちょっとだけ安心している。




「溝内・・・君??」



「あ!!ごめんっ!!男の子、無理なんだよね。」



離れた体。



私の体は、安心しているとはいえ、ふるふると震えていた。




冷や汗も、かいている。




「あ、いや、大丈夫です」



「大丈夫じゃないよ!!」



そう言って、彼は焦ったようにおろおろしていた。