「よぉし、じゃあ、吉川さん。今日の分、終わらせよっか。」
そう言ってふんわりとほほ笑む彼。
・・・女の子たちがキュンとくるのもわかる気がする。
その時。
「おーい。悠真~。」
向こう側からこれまた、見た目が派手な人が歩いてきた。
ピアスに金色の髪。
ストレートのその髪は、短く、たっていた。
不良君だ・・・。
類は友を呼ぶって、本当だったんだ・・・。
「教室いないから探していたんだよ。」
「・・・委員会があったから、いなかっただけだよ。」
溝内君は何故かためらって答える。
「っぶ!!お、お前が・・・委員会・・・あっはっはっはっは!!」
た、確かに!!

