鈍いヒカルでも、この温度差にはさすがに気づいて、そっと俺の後ろに隠れた。 とうとう、来たか。 俺は、内心そう思ってた。たぶん、由香と明音も。 なんでよりによって、郁弥が休んでいる時なのか?? いや、かえって都合がいいのかもしれない。 とにかく、俺らがいつかは来る、と思っていた出来事がついに起きた。