そして時間はあっという間に12時に…。
僕のポケットに入ってる携帯が鳴った。
「……はい」
「黒ウサギ…?俺だ…璢維人だ」
「璢維人…」
「後30分後に学校内全てのものをロックする。黒ウサギは1年から2年全員をやれ…」
「分かった。雷は?」
「雷は3年から教師を。ターゲットはたくさんいるがお前達なら楽勝だろ?」
「うん。分かった。雷に伝えとく…。終わったらどうすればいい?」
「終わったら俺が車で向かえに行く…。家に戻ってすぐに支度したらこの街を出る」
「了解…」
「じゃあな。頼んだぞ」
そして僕は雷に今日の仕事の事を話した。
「分かった…任せといて。じゃあ早く準備しよ」
僕達はトイレに駆け込み、仕事用の服に着替えた。
水色のカラーコンタクトを外し、黒いフードを深く被った。


