次の日、僕はいつものスクールバッグに中型の銃と仕事服を入れた。 「雷、そろそろ行くよ」 その日は朝から雨が降っていた。 「うん!支度出来たから行こうか!」 雷はいつもと変わらない笑顔で笑う。 「行ってきます」 僕は璢維人にそう言って家を出た。 いつもと変わらない風景。 いつもと変わらない歩行者。 僕は仕事の事を考える事にした。 今日でこことさよならだから…。 大切な友人とさよならだから…。 もう何も見たくないから……。