「二人とも同じクラスで良かったね!」
雷は嬉しそうに微笑む。
「そうだね」
そんな会話をしながら教室の前に着いた。
すると廊下の方から1人の教師が走って来て僕達に挨拶をした。
「やぁ、初めまして。私は1年Bのクラス担任だよ。君達だよね?双子の転入生は?」
「初めまして。はい僕達です。よろしくお願いします」
「じゃあこれからホームルームを始めるから一緒に中に入って来てね」
「はい」
ガラッ―――。
「おはよう。はい、早く席に着いてー」
僕と雷は教室に入った。
「はい静かに!今日からこのクラスの仲間になる転入生を紹介しまーす」
クラスの生徒達は一斉に僕達の方を見る。
「初めまして。黒騎 月也と申します」
「……どうも。黒騎 琉也…です」
雷は嫌々そうに自己紹介をした。
「皆、仲良くするように!」
先生はそう言い残し、教室を出て行った。


