電車はしばらく走り、だいぶ空いて来た。
「ねぇ、まだ~?」
雷はもうヘトヘトの様子だ。
「もう…。しっかりして。後少しだよ」
僕だってこんなのに毎日乗るなんて考えただけでもゾッとする。
すると少し離れた所に同じ制服を着た生徒が数人いた。
その生徒達は僕と雷を珍しい物でも見るかのようにジロジロと見てくる。
「ねぇ。なんであの人間達は俺達の事見てるの?」
「さぁね。僕達が転入生だって悟ったんじゃないの?」
「ふぅん……」
「ほら琉也、次で降りるよ」
僕はしゃがみ込んでいる雷を引っ張った。
そして電車を降り、学校へと向かい歩いた。


