そして雷は僕の腕を掴み、走って璢維人のところまで行った。






「じゃ~ん!どう?双子に見える~?」




雷は自慢そうに璢維人にそう言った。




「……そっくりだな。」




璢維人は少し驚いた様子で僕達を見る。





そんなに似てるのかな?





そして僕達も鏡の前に行き、確認をした。





「……!本当だ。似てる…」




僕は目を疑った。



鏡に写る僕と雷は双子同然だった。





「わぁー!すごーい!目の色変えただけなのにすごーい似てる!」






正直僕はあまり喜べなかった。



これは人間達が通う高校に行くために偽名まで使って社会勉強をしなくちゃいけないのだから…。






殺し屋の自分と高校生の自分と分けなくてはいけないのだから…。