そして次の日、僕と雷は少し離れた街へ行く事にした。 「仕事が入ったら連絡して。すぐ戻るから」 僕は留守番をする璢維人にそう言った。 「あぁ、分かった。気をつけろよ…。外は薄汚い人間でいっぱいだ…」 「うん」 「行って来まーす!」 僕と雷は街まで電車で行く事にした。 「ねぇ黒ウサギ!何色にする?」 「綺麗な色なら何でもいいよ」 僕達は電車に揺られながらそんな話をしていた。