僕は急いで洗面所に行き、身なりを整えた。




身嗜みをちゃんと整えておかなきゃお客様にも失礼ですからね。





「黒ウサギ!髪は大丈夫?」



雷はクスッと笑いながら僕の所へ来た。



「まぁまぁ直ったよ」



「ねぇ、黒ウサギってあまり笑わないよね?」



急に変な事を聞かれ少し驚いた。




「そうかな…」


「そうだよー。見た事はあるけど……作り笑いみたいな感じがする」




「そんな事ないよ。変な事聞かないで。早くプランを考えなきゃ…」



僕はなるべくその話題には触れたくなかった。