さぁ、お客様に満足してもらえるような最高のものにしなくては…。
「黒ウサギ!下に行こうよ!早く早く!」
「うん」
雷と僕は階段を駆け降りて行った。
「おはよう黒ウサギ!プランは決まったか?」
リーダーの豹がコーヒー片手に朝の挨拶をしてくる。
「おはようございます。これから雷と決めようと思いまして」
「……ぷっ!」
リーダーは僕の顔を見るなりいきなり笑い出した。
「黒ウサギ!髪がハネすぎだぞ!傑作だな!はははっ!」
「……!し、し…失礼しました!」
璢維人にまで笑われて少し恥ずかしかった。
僕が下を向きながら雷を見ると雷はニヤニヤしながら笑っていた。
雷はわざと気づかないフリをしていたのだろう。


