どうしよう。どうすれば良い? このまま動けないまま、五時間目が終わるまで待てって言うのか? そんな、怖いこと。 でも、待つしかない。 不安でしょうがない気持ちをぐっと堪えて、私は覚悟を決めた。 その時、誰かの足音が聞こえた。 .