追憶の詩 -浮世抄華-



「ひ、土方さん!こっちにお団子があるんですから、こっちを食べてください!!」




「俺は味見程度で良いんだよ」




顔を真っ赤にして訴える私に対し、土方さんは何もなかったかのように平然としていた。




あぁ、本当に恥ずかしい…。




私はその恥ずかしさをごまかすように、お団子を食べた。