追憶の詩 -浮世抄華-



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「なるほどな…」




私の話を聞いた斎藤さんは唸るように言った。




「それで、気晴らしに縁側に出てたんだ」




いつの間にか、沖田さんは四人分のお茶を持って来ていた。




私は彼からお茶を受け取り、一口飲んだ。




すると、土方さんは袂から包みを取り出し、私に差し出して来た。