追憶の詩 -浮世抄華-



「じゃあ、永倉さんですか?」




「いいや、俺でも無いぜ」




永倉さんは私から少し離れた場所に居た。




私をちゃん付けで呼ぶのは、沖田さんと永倉さんだけ…。




私は恐る恐る下を見た。




そこには、10歳くらいの女の子が居た。




でも、その女の子は足が無く、身体が透けていた。