追憶の詩 -浮世抄華-



しばらく歩くと、また木に紙が貼られていた。




それにも…。




『春の草 五色までは 覚えけり →』




俳句が書かれていた。




これも土方さんが作った俳句だ。




彼はまた紙を木から剥がすと、凄い勢いで粉々に破りさった。




また矢印方に歩き出すと、木に紙が貼られていた。




『しれば迷い しなければ迷わぬ 恋の道 →』




また矢印と俳句…。




土方さんはまたそれを粉々に破りさり、その矢印の方に歩き出す。