追憶の詩 -浮世抄華-



木に貼られていた紙にはこう書かれていた。




『梅の花 一輪咲いても 梅は梅 →』




間違いなく、土方さんが作った俳句だ。




そして、この字は確実に沖田さんのもの。




「………。ひ、土方さん、この矢印何でしょうね?」




返事が無い。




ふと、私は横から殺気を感じ、横に立つ土方さんを見上げた。