俺は手拭いを濡らし直そうと、涼の頬から手を離そうとした。 でも、その手は離れなかった。 「これじゃあ、手拭いが濯げねぇじゃねぇか」 無理矢理離す事も出来たが、それだけはしたくなかった。 俺は仕方なく、片手だけで上手く手拭いを絞り、涼の額に乗せる。