追憶の詩 -浮世抄華-

【土方】


くっそ…、今の笑顔はねぇだろ…。




ただでさえ、綺麗な顔なのに、熱で赤くなった顔は妙に色っぽい。




「ったく、無自覚娘め…」




小さく息を吐くと、涼に視線を移した。




山崎が出した薬が効いているのか、涼はぐっすりと眠っていた。




でも、まだ顔は赤い。




涼に捕らえられ、頬に当てられたままの俺の手に熱が伝わった。