追憶の詩 -浮世抄華-



私は卵粥をある程度食べ、薬を飲むと、また布団に横になった。




土方さんは手拭いを水で絞り、私の額に乗せる。




「まだ熱いな…」




彼の手が頬に触れた。




水で手拭いを絞ったせいか、土方さんの手は冷たかった。




私は頬に触れている彼の手に触れた。




「土方さんの手…、冷たくて、気持ちいい…」




熱があるせいで火照る私の顔には彼の手の冷たさはちょうど良かった。