「最後に一つだけ質問させてくれ。」 男は部屋に入る直前になってまた声をかけてきた。 「アリン、って名前に聞き覚えは無いかい?」 アリン、彼は間違いなくそう言った。 「アリ…ン」 私は小声でその名を言った。