こんな早くに家に帰るのは久々でなんか違和感がある。



「ただいま」


「おかえり」

「はぁ・・・」



「どうしたの?ため息なんかついちゃって?」



なんで私の母親はこんなに空気が読めないの?



悩んでるのよ!



母親なら気づきなさいよ!




「ちゃんと言わなきゃわかんないわよ。 
 エスパーじゃないんだから」






・・・・母親はエスパーであるべきだ。




改めて実感した。



「もういいから。ちょっと疲れたから寝る」




「そう?夕ご飯作るの手伝ってね?」






そう言って彼女はリビングにもどっていった。


やっぱり頼りない・・・・


そんなことを考えながら私は眠りについた。