その時…
クラスの扉が開いて、クラス内の女子が黄色い声をあげた

茶髪に天パ…
眠そうな顔…
それなのに、無駄に整った顔立ち


変態変人野郎だ!!


「桃子!桃子!アレ!アレだよ!変態変人野郎!」


私は、桃子の腕を引っ張って教える


「はぁ?!変態ってアイツのこと?!アイツ…生徒会の仕事をサボってセクハラに及んでいたなんて…許せん!」


え、えぇ?!
変態変人野郎=サボり魔?!

許せんっと言った桃子は、ずんずんと雪田羊に近づいて行く

本当に殴っちゃうのかな?
大丈夫かな?

ハラハラしながら、私も桃子の後に付いて行った