ペテンな彼氏

 「まぁ掴まってりゃいいんだ、何なら目瞑れ」

 いや目瞑ったって怖いから!


 そんな私を(やっぱり)恭真さん達はかるーく無視をしてバイクに跨っていった。

 「怖くねえから。な、俺がいる」

 ・・・う。

 嘘だ、絶対嘘だ・・・

 こいつの事だから、尚更。

 ていうか本当トキメキ無い・・・

 「おい手前等!ガン飛ばしていくぜ!!」