けれどそんな私を、男3人は呆然と見てて。

 でも、幾らかしないうちに夏杞さんが「ぶふっ」と吹き出した。

 「あははははっ・・・超ウケる・・・あは、あはははははっ」

 何がそんなにおかしいのよ・・・あんたが変てこな説明するからじゃない!

 ・・・なーんて言える訳がなくて。

 「やっべ・・・こいつが恭真の女とか・・・あはっ、あははははっ」
 
 あれ。いつ聞いたんだろ。そう考えて、ハッろする。そうだよ、何やら二人で話してたじゃん。この事だったんだ。

 塁さんの呆れた様な声がきこえた。

 「あーまた始まったよ・・・夏杞の意味わかんないツボが」


 その後夏杞さんの笑いが止まるには十分よりも長い時間がたって。

 ・・・後から聞いたんだけど、夏杞さんは頭は良いんだけど説明がド下手らしくて。自分では分かってるんだけど、相手が良く分かってくれないから変に爆笑するらしい。

 ・・・変な人ばっかりだなぁ・・・。