部屋に入って
鞄をソファーに
おいてテレビをつけた
丁度あたしの
好きなドラマがしてた
冷蔵庫から
ビールを取り出し
爪を立ててあけた
“ プシュッ ”
音が響く
相当喉が乾いてたのだろうか…
あたしは一気に
飲み干した…
あたしは飲み過ぎたのかなんだか眠くて
眠ってしまった
ピンポーンピンポーン
ピン…ピンポーン
「…んんっ…」
呼び鈴に起こされる
ブルッ
背筋がなんだか
寒くなった
時計を見ると
…やっぱり2時…
「え…また…?」
あたしは一気に
目が覚めた
覗き穴を覗く
…やっぱ誰も居ない…
「…なに?やだ…」
いつもより
変な感情が走った
妙な胸騒ぎ…
チクッ
チクッ
時計の針が
2時五分を指す
いつもなら
このままで終わりなのに
この日は…
それだけで
終わらなかった…


