本部内のあたしの部屋に向かうと、

とにかく荷物をまとめた。


でも行く宛はない。

これから、どうしようか…。


今更家になんて戻れない。


まだ未成年だし、マンションも買えない。

殺しで得たお金は数えきれないくらいだった。

本当は使いたくなかった。

人を殺めて貰ったお金を使ってすごす、なんて真っ平だった。


でも今そのお金を使わず
あたしが死んでしまえば

雷や奏に申し訳ない。