すぐあたしは 奏に会いたい、と メールをおくった。 待ち合わせ場所は、 人目のない墓場。 しばらく、 薄気味悪いところで 待っていると、 スウェットに Tシャツと、 楽な格好をした奏が 小走りでやってきた。 「待たせたか?」