~ピロロロロロ♪~ そぅ言った瞬間、和樹の携帯がけたたましくなった。 「・・もしもし親父?」 電話をしてる和樹の顔がどんどん曇る。 「ちょっと待って」 電話を耳から離して和樹がこっちを見る。 「美咲、明後日泊る?」 「は?」 「親父が出張なんだょ」 「え?」 「美咲が良ければだけど」