◆ 「んぢゃお父さん公認な関係な訳ね」 「いゃ、付き合ってなぃょ」 そう言った瞬間、隣で莉緒が噴き出した。 「えっ?」 「はっ?」 由紀も見ていた雑誌から顔をあげる。 「キスしたのに?」 「ぅん」 「なんで?」 「なんか空気が穏やかすぎて」