四年に一度の日。 「今日は何の日だ?」 やたらにうきうきしてる私に 健太は問いかけてきた。 「何の日だ?」 「…それを聞いてるんだけど…」 少し苦笑い気味の健太も好き。 ずっとソバに入れたらな。 好きじゃなくたって良いよ。 私はちゃんと好きだから。 「穴開く」 「どこに?」 「顔に…爽那が見るから」 ちょっと照れる健太も好き。 おかしいね、 こんなに一緒にいて、 こんなに大好きなのに、 両想いじゃないなんて。