神様はいたんだね。

あたしのそばにも。



『美月ちゃん』



また

あの声で

あの笑顔で

あの温もりで



貴方に名を呼ばれる事が


許されるんだよね。














別れのない、出逢いはない。


なら。


出逢いのない、別れはない。








貴方は教えてくれたね。








『……また、君に逢えるなら……俺はまた……君に恋をするだろう…』











今までの記憶がなくても

あたしのことを忘れていても



あたしは忘れていない。


忘れない。





あの温もりも

あの優しさも




貴方の全ても。













初めて出逢ったように

あたしたちだけの




優しく

甘い









恋の続きをしよう。















遥と、あたし





二人で――――――……