それから何日かして
久々に体育館裏にいった

私「久々にきたな。
やっぱここが落ち着く」

本田「よっ!」

私(無視)

本田「無視かぁー
ひどいな…
それよりお前高校
どーするんや?」

私「行かんよ」

本田「金がないからか?」

私「分かってんなら
聞くなよ」

本田「なぁ考えたんだが…
高校に行く金、わしが
出そうか?」

私「はっ?意味が分からない」

本田「だから、高校に行く金…私「そこは分かったよ。なんで先生が出すかってこと」

本田「将来働くのに
高校でてないとでてる
じゃあ違うからさー
お前はどーしたい?」

私「…たい」

本田「ぅん?」

私「行きたい…」

本田「よし、決まりだな」

私「えっでも…」

本田「お前がわしから
借りるのが嫌ってんなら、
高校でてお前が働くように
なったらわしが出す金
少しずつでいいから返して
くれたらいいからー」

私「分かった。そーする」

本田「金出すかわりに
約束があるから守れよ!」

私「何?」

本田「これから
毎日学校にくる。
そんで…部活にでること」

私「うっ…」

本田「お前初めは矢野が
嫌いだからとか言ってた
けど、ほんまはバイトあった
から出なかったんだろ?」

私「矢野が嫌いなのは
ほんまだよ?
同じコートに立ちたくないし」

本田「うーん。
よし監督としての権限で
お前を出すなら矢野は
コートから外す!」

私「そんなことして
いいの?」

本田「まぁいけんが…
矢野よりお前の力
欲しいしな!」

私「(笑笑)」

本田「あっー!」

私「何?」

本田「ゆうが笑った」

私「そんなに珍しい?」

本田「久々にみた」

ピンポンパンポーン
「本田先生、本田先生
至急職員室にお戻り
下さい」

私「あー呼ばれてる」

本田「あっ会議忘れてた」

私「いってら」

本田「おお、あっお前の
携番教えて」

私「いいよ。赤外線」

ピピ

本田「さんきゅ!
またメールするわ」

私「はいよ」