ハルト…、助けて。 私を守るって言ったじゃん。 「サクラッッ!!」 幻聴かと思った。 それと同時に男の子が上から消えた。 「…ハ、ルト……。」 目の前ではハルトがいた。 ハルトは自分のカッターシャツを脱いで私に被せた。 「…エイジと坂口、任せた。」 屋上の入り口には息を切らしたエイジ君と今にも泣きそうなアンナがいた。 「サクラっ!」 アンナが私に抱きついてきた。 助かった…。 「怖かったね…。」 「ア、ンナ…。」