「…な、何で、あんたたち抱きついてんの?」



アンナの言葉に、ハッとした。



「…わっ…!」



忘れてたよ、抱き締められてたの。



「…あ、あたし、やっちゃった?あれ?」



アンナはエイジ君をチラッと見る。



「あ、アンナ!誤解だから!!」



「…坂口、先に戻るぞ。」



アンナはエイジ君に引っ張られて、消えていった…。



「…とりあえず、次の授業サボる?」



今更、戻っても授業始まるし…。


私はハルトの提案を受け入れた。