ハルト、寝起き悪いんだよね…。



「誰?」



「だから、転校生。」



「…ふーん。男。」



ハルト、女の子がよかったんだ?


すると、転校生の立花君が私たちに近付いてきた。



「…よろしく、斎藤係ちゃん。」



「…へ?」



もしかして、私に挨拶してる?



「斎藤係ちゃん、名前は?」



「…金子、「言わなくても、そのうちわかんだろ。」



ハルトが立花君を睨み付ける。



「…ほら、立花。席につけ。」



立花君は、私にニコッと笑って席についた。