私は放課後、約束通りハルトにクレープを奢ってもらった。



「美味しいーっ!」



「サクラって、本当甘いの好きだよな。」



ハルトは呆れながら、横で缶コーヒーを飲んでいる。


ハルトは甘いのが苦手みたい。



「甘いのって、落ち着く!」



私は甘いのが大好き!


甘いの食べてたら、幸せな気持ちになる。



「この後、どうするの?」



私の目的は、クレープだったから何も決めてなかった。



「あ、斎藤君だーっ!」



私たちが座っているベンチに走ってくる1人の女の子。