あなたが犯人だ。【完】

「その時パニックを起こしたナナさんでしたが、別の人が行ったんですよ。
それが僕です。」
と、ニッコリ笑った。
「そうだったのか!!」
焦りのあまり、
言ってしまった彼。
しまったと額に汗が流れた。
探偵は留めをさすように言う。
「ん?それは可笑しいですね。旅館に居たっておっしゃいましたよね?」
ニヤリと笑う。