朝になると太陽は昇り、

夜になると沈んでいく。



なのに、同じ時間は決して流れない。



そんな時の中で、


私達は出会い


同じ時を過ごし


奇跡を積み重ねて


時を刻んでいく。




まるで、この雪たちのように…。




そして、いつか雪のように少しずつ溶けていく。



気づかないほど、

少しずつ、少しずつ…。




雪解けに気づいたときには


もう既に雪の山は消えていて


あっという間に雪の先にあるものが見えてしまう。





サブローとの時の流れも


この雪のように消えようとしていた…。