遼ちゃんのこと信じてるよ。



遼ちゃんが言ってくれた言葉…。


抱きしめてくれた温もり…。





だけど、一人になるとどんどん考えたくないことが浮かんでくる。




本当に遼ちゃんは神崎先生のことをなんとも思ってないの…?



どうして遼ちゃんの誕生日に二人で会ってたの…?





神崎先生の冷たい声が甦る。



『あなたが弱いから』




私が弱いから言えないの?


私が弱いから離れられないの?


私が弱いから遼ちゃんを傷つけるの?





それでも遼ちゃんの傍にいたいって思う私はわがままかな…。



遼ちゃんの想いが私にある限り遼ちゃんの傍にいたい。




いいよね…?





遼ちゃん……。