安心したみんなは、泣いて笑って疲れて、ウトウトとしていた。



私は隣で眠る遼ちゃんの髪をそっと撫でた。


私の肩に頭を乗せて気持ち良さそうに眠る遼ちゃんの横顔。


握ったままの遼ちゃんの大きくて綺麗な手。



全てが愛しいよ…



「すき…」



小さく囁いて、遼ちゃんの額にキスをした。



遼ちゃんの手にぎゅっと力が入り、起きてるんじゃないかってドキッとしたけど、

遼ちゃんはそのまま眠っていた。