「マウスピース鳴らしてみて」


遼ちゃんが、トランペットの口元になるマウスピースを鳴らして見せてくれた。





そうよ!


私はトランペットを吹くためにここにいるんだ!!



こんなことで挫けてたら、
せっかくのトランペットがもったいない!!!






張り切ってマウスピースに息を吹き込んだ。



『 ブー‥‥ 』




鳴った!!










「あっ、オナラした」







「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」












「してません!!!!!!!」






信じらんない!




最低!!最悪!!