「…コルトまた行くのか?」




私が王子主催の舞踏会に行く支度をしていると、仲間のジョンが声をかけてきた




仲間と言っても、同じ反王制組織レジスタンスに属するだけなんだけど




「ええ、行くわ」




「何も、お前がリスクを冒して行くこと無いだろ」




ジョンは分かってない




親を王子に殺された私の気持ちを




私の親は平民だが王国のために一生懸命働いていた