ずっと無口な和泉。 必要以上に関わらない。 まさに“一匹狼”のようだった。 あたしは気づいた。もしかしてあたしと同じなんじゃないかって。 よく分からないけど、親近感という奴が湧くようになった。 「今日、一緒に公園行きませんか。」 「……。」 意味が分からない。と言うような視線をこちらに向けた。 あたしも他のみんなにそうしてたのかな。 不思議と睨みが痛くなかった。