奈「…あたしですか?いえ、遠慮します。」

新「発見。シンデレラ確保。」


奈「その証拠は一体?」

新「…ガラスの靴を履いてるだろ。」

奈「これですか?」


シンデレラは自分の右足に履いているガラスの靴を指差して、訊ねた。


奈「違いますよ。コレ陰陽師の術なんです。実際には普通の靴であって、ガラスの靴は壊れたんです。」

奈「パリンッと。それがこれです。」


部屋の隅に隠すように置いていたガラスの靴を王子に差し出した。