「うッ…香水のにおい?」


「キツイですね…」


入るなり、襲ってくる香水のにおい。

女がたくさんいるから仕方のない事かも知れないが…



「………」



ヤバい…


なんか、ふらついてー…



「…花蓮さん!?!?」



薫…?

お前何でそんなに焦ってー…



-----
----
---
--
-



「…蓮さん!花蓮さん!」

目の前には、俺の名前をひたすら呼ぶ薫。


「…薫?」


「良かった、気がついた!」


安堵したように、ため息をつく薫。