「大丈夫ッす。俺も16歳に見えねぇし…」 「そうなんですか…ってぇえ!?」 今、16ッて言ったか!? 「…お前、俺より年下なの? 信じらんねぇ…しかも、高校生!?」 「はい!!」 にっこりした顔は、確かに…幼い気がする。 「敬語使って損した…」 「俺、何歳に見えました?」 「25」 「うわッ…ひでえ…」 コイツ…話しやすい。 誰よりも。 「敬語使うなよ? なんか、窮屈な感じするし」 「慣れれば、とれるんで気にしないでください」 「まだ、慣れてねぇのか…」