「ね、どうしたの?」 「ん、あぁ…なんでもない」 小学校2年生にしたら幼いかもしれない。 「小山、コイツの親戚は?」 「有岡 守というものが一人です」 「一人…か」 「行きますか?」 「おう!!」 昴を預かってもらわなければ… 「ぼうず、来い!!」 「うん!」 そう思いながらも、 昴の何かがわかるかもしれない。 そう、期待に胸を躍らせる俺だった。